「ZEH住宅」という言葉を最近よく耳にしませんか？
ZEH住宅とは、エネルギーの生産と消費を家の中で完結させる住宅です。
このZEH住宅は日本のエネルギー問題の解決に役立つことで注目されています。
もちろん、その住宅に住む人々にも多くのメリットがあります。
この記事では、ZEH住宅のメリットを4つご紹介します。

 

□メリット1：光熱費が節約できる

ZEH住宅は、省エネ性能と太陽光発電により、空調や給湯に使われるエネルギーの収支を0以下にしてくれます。
そのため、電気代にかかる金額を大幅に減らすことが期待できるのです。
例えば、70平方メートルのマンションに在住の方が、120平方メートルのZEH住宅を購入した場合、家が広くなるにも関わらず、月々の電気代がなんと3000円以上減ることが検証されています。
光熱費を減らしたいけれど、家電の使用を我慢したくない方にうってつけです。

 

□メリット2：健康で快適な生活環境を手に入れる

冬場に家の中の寒暖差が激しい家もありますよね。
例えば暖房の効いた部屋から廊下に出たり、寒い脱衣所を通って熱い湯船につかったりしたときの寒暖差は特に大きいです。
これは不快感だけでなく、血圧の急激な上昇を起こす「ヒートショック」といった健康被害にもつながります。

ZEH住宅は、省エネ性能を高めるため、断熱性や気密性が高くなるよう設計されます。
そのため住宅の中の寒暖差がとても小さく、寒暖差による不快感や健康被害を防ぐことが期待できます。
また、効率よく換気して新鮮な空気を取り込むことで、健康な環境を作ることにもつながります。
これは気密性が高いので、換気する時には風の流れが定まっているからです。

 

□メリット3：資産価値が高い

ZEH住宅は、BELSという住宅のエネルギー性能の評価で4～5つ星評価を得ることができます。
最高評価が星5つですから、かなり資産価値が高いことが分かります。
BELSは、ZEH住宅が増えるにつれて、さらに普及していくと考えています。
そのため、同じ金額で同じ築年数の住宅でも、ZEH住宅がより高く売れることが期待できます。

 

□メリット4：災害に強い

ZEH住宅に推奨される設備の1つとして、蓄電池があります。
蓄電池があれば、太陽が出ていない夜も、日中ためた電気を利用できます。
この電気をためる機能は、災害時に特に役立ちます。
災害で電気が供給されなくなったときに、蓄電池にためた電気で数日間は生活できるからです。

以上、注文住宅でZEH住宅をたてるメリットを4つご紹介しました。
ZEH住宅は家に住む人はだけでなく、太陽光発電でエネルギーを補うため、地球や社会の役にも立ちます。
注文住宅を検討されている方は、ぜひZEH住宅も視野に入れて考えてみてください。