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注文住宅で地震に強い家づくり|耐震性の基準とその目安は?

2019-01-01

注文住宅で新しい家を建てるときは、理想の家を実現しようと張り切るものですよね。
その分、地震などの災害で家が壊れてしまったときは、精神的なショックも大きいでしょう。
そうならないためにも、注文住宅で家を建てるときは、耐震性を考えることがとても大切です。
この記事では、耐震性の基準や、住宅の耐震性の目安についてご紹介します。

 

□耐震性の基準「耐震等級」

耐震性の高い家にしたいと思っても、耐震性をどうやって比べるのかよく知らない人もいるかもしれません。
業者の人や専門家にしか耐震性を比較できないと思う人もいるでしょう。
しかし、実は建築についてよく知らない人でも比較できる「耐震等級」という基準が定められているのです。
耐震等級は、耐えられる地震の震度によって3つのレベルに分けれます。

耐震等級1は、震度7ほどの地震でも家が壊れないといわれています。
耐震等級2は、その1.25倍、耐震等級3は1.5倍の強度があることを表しています。
例えば防災施設は地震などの災害が起きたときに必要なので、等級3を満たすことが定められています。

 

□耐震性の目安

*一般的な住宅

一般的な住宅の耐震性の目安はどれくらいなのでしょうか。
建築基準法では、住宅を建設するときは、必ず耐震等級1を満たさなくてはいけないと決まっています。
そのため、一般的な住宅は震度7程度の地震が起きても、倒壊しないと考えられています。
さらに住宅の耐震等級を高くしたい方は、業者の方と相談しましょう。
耐震等級は最終的に家を建てる人が決められます。

*長期優良住宅

長期優良住宅は、安全かつ快適に長く住むことができる住宅です。
長期優良住宅として認定されるためには、9つの基準をクリアする必要があります。
耐震性はその基準の1つであり、耐震等級が2以上であることが求められます。
つまり長期優良住宅と認定されていれば、必ず耐震等級2を満たしていると考えられます。

 

□耐震診断

建築基準法に従って、耐震等級1を満たしている住宅でも地震で倒壊する危険があります。
実際に、熊本地震では2回大きな地震が発生し、基準を満たした住宅が倒壊しています。
1回目の地震で建物にできた損傷のせいで、2回目の地震に耐えられなかったのです。
このような事態を避けるためには、耐震等級だけでなく、耐震診断を受けて判断することが重要です。
測定した数値をつかって、住宅の強度を具体的に説明してもらえます。

以上、耐震性の基準とその目安についてご説明しました。
地震は突然発生するうえ、熊本地震のように1回で終わらない場合もあります。
注文住宅を建てるときは、ぜひ耐震等級の高い家づくりを検討してみてください。

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