近年話題のZEH住宅|注文住宅でかかる費用とローン返済のポイントは?
近年話題となっている、「ZEH住宅」についてご存知でしょうか。
家庭のエネルギーの支出をマイナスにできる住宅として期待されており、政府もZEH住宅を支援しています。
この記事では、このZEHの注文住宅を建設するときにかかる費用とローンの返済計画についてご説明します。
□ZEH住宅とは?
そもそもZEH住宅とはどのような住宅なのでしょうか。
ZEHとはゼロエネルギーハウスの略です。
使用エネルギーを節約しつつ、エネルギーを創ることで、空調や給湯などに使われるエネルギーの収支をゼロにしてくれます。
ZEH住宅には、太陽光パネルのようなエネルギーを創るための設備が必要です。
またエネルギー効率が高い設備を使用することも大切です。
□費用はいくら?
ZEH住宅にはさまざまな設備が必要であることを考えると、建設にいくらかかるのか気になりますよね。
やはり、ZEH住宅の費用は一般の注文住宅に比べて高くなる傾向にあります。
ZEHの審査を行っているSIIの審査グループ長の発言から、ZEH住宅には一般住宅に比べて200万~300万円ほどかかると考えられます。
□ZEHの住宅ローンの返済計画
一般の注文住宅よりも費用が高いので、住宅ローンをちゃんと返済できるか不安になるかもしれません。
そのような方のために、返済計画のポイントについてご紹介します。
*返済負担率を低くする
返済負担率を低くすると、実際にZEH住宅を建てたあとに無理なくローンを返済できる可能性が高いです。
返済負担率とは、年収のうちローンの返済に充てる金額の割合のことを指します。
返済負担率を低くすると、返済に余裕が生まれます。
人生は思い通りにならないことが多く、思いがけず収入が減ってしまうこともあるでしょう。
返済に余裕があれば、このような事態にも対処できる可能性が高くなります。
*定期的な収入で計画をたてる
ボーナスや退職金のような臨時収入ではなく、定期的な収入の額から返済計画を立てましょう。
そうすることで、臨時収入が入ったときに返済に余裕ができるからです。
*住宅ローン減税
そもそも返済金額を減らすことができたら、無理になく返済ができそうですよね。
実は住宅ローンの金利負担を減らすための「住宅ローン減税」という制度があるのです。
この制度では、年末のローン残高の一定割合を所得税や住民税から控除してくれます。
合計所得金額が3000万円以下で、2019年6月末までに建てた住宅に住んでいる人が対象です。
他にも要件があり、最寄りの税務署で確認できます。
住宅ローン減税の適用を受けるためには、所定の書類を集めて確定申告することが必要です。
以上、ZEH住宅や建設にかかる費用、住宅ローンの返済のポイントをご紹介しました。
ZEH住宅は、建設にある程度費用がかかりますが、さまざまなメリットがあります。
ぜひ注文住宅でZEH住宅を建てる際は、ご紹介したポイントを参考に住宅ローンの返済計画を立ててみてください。