資金計画時に知っておきたい、人生の三大支出って?
家を購入しようと考えたときに最も時間を掛けなければいけない事とは何か分かるでしょうか。
実際に住む家を探すためにも多くの時間を掛けなければいけませんが、それ以上に時間をかけて考えなければいけないのが家を購入する時の資金計画です。
家というものは数千万円から、高額なものになると1億円以上かかるものもあります。
中にはリフォームをするのが目的で比較的安い家を購入する人も居ますが、リフォーム費用を合算すれば同じく数千万円単位のお金が必要です。
そのため、家を購入した人のほとんどが住宅ローンを利用します。
マイホームの購入は人生の三大支出の一つです。
毎月の出費に直接かかわってくるので、どれくらい借りられるかではなく、どれくらいならば毎月返せるのかをよく考えて決めなければいけません。
三大支出というくらいですから、残り二つの人生における大きな支出があります。
残り二つについてもマイホームを購入するための資金計画を立てるうえでは必ず知っておいてほしいです。
家を購入する資金を決めるうえで避けては通れない支出が教育資金です。
家を購入しようという年齢の人は子供がまだいない家庭か、子どもがまだ小さい家庭が多いです。
ですから家を購入すると、住宅ローンの返済と同時に教育のためのお金も支出していかなければいけません。
教育資金は大きく分けると、学校に支払う学費、そしてそれ以外の勉強をさせるのであれば塾などの受講料、習い事をさせるのであればレッスン料も発生します。
教育費がどれくらいかかるのかは家庭によって大きく差が出てきます。
夫婦の間で教育費についての考えに大きく差が出るとトラブルのもととなるので、家を購入する際に子供は将来どのような進路に進ませたいのかについては大まかで構わないので夫婦であらかじめ話し合って決めておくと良いでしょう。
もちろん子供の希望が最優先なので、できれば子供の希望にも応えられるように、ある程度余裕を持った教育資金を準備しておきたいところです。
もう一つの三大支出が老後の資金です。
老後の資金もその人がどのような生活を送るかによりますが、余裕のある生活をしたいのであればできるだけ貯蓄しておきましょう。
老後の資金に余裕を持たせておきたいのであれば、住宅ローンを組む際は極力定年までに完済できるような返済計画を立ててください。
定年までに返済できれば定年後は住宅に関するお金は修繕費だけになるのでかなり軽減されます。
そして子どもが大きくなって社会人となれば、教育資金をそのまま老後の資金として充てることができるようになります。