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注文住宅で資金を考える際に知っておきたい注意点

2018-05-10

注文住宅は家族の思いを詰め込んで作ることができる最も幸せな家づくりの形です。

一方で建売住宅よりも資金がかかるのではないか、どのくらいの諸経費がかかるのか分からないなどといった疑問もあります。

家づくりの費用に関しての注意点にはどのようなものがあるのでしょうか。

まずいくらの家を建てられるのかということを考えるときには、手持ち資金がいくらあるのかということを考えなければなりません。

住宅を建てるときに多くの方が住宅ローンを申し込むことになりますが、住宅ローンは全ての費用を賄えるわけではありません。

多くの金融機関では借入額を全体の8割程度としています。つまり住宅ローンで足りない部分の約2割は手持ちのお金から捻出する必要があるのです。

仮に住宅ローンで全ての費用を賄えたとしても購入後の月々のローン額が高額になってしまい、入居後の返済生活が苦しいものとなってしまうので、やはり2割以上の費用を頭金として用意することが望ましいと言えるでしょう。

さらに注目したいのが頭金以外にかかってくる諸費用です。

諸費用とは物件価格以外にかかってくる税金類や保険料などを指しています。

注文住宅を建てるときに必要な諸費用としては、設計料や建築確認費用が工事費の約5%程度、さらに印紙税や登録免許税、不動産取得税、などの税金類もあります。

ローン関係の費用としては融資手数料、ローン保証料、火災保険料、団体信用生命保険料などもかかってきます。

こうした諸費用だけでも家づくりの総額の5%から15%にも登ると言われており、これらは購入時に現金にて支出しなければなりません。必ず予算に組み込んで安全な予算計画をしておくことが大切になります。

また注文住宅の建築ならではの費用として忘れてはならないのが、仮住まいの費用、祭事費用です。

それまで住んでいた場所に新しく注文住宅を建築する場合、工事期間に別のところに暮らす仮住まいの費用がかかってきます。

さらに工事を始める前に行う地鎮祭、棟上げの際に行う上棟祭など竣工の安全を祈願して行う祭事にも費用が掛かってくるケースがあるのです。

このように住まいを建てるためには実に様々な費用に関する注意点があります。

安全な住宅購入のためにあらかじめどのくらいの諸経費や頭金が必要か、手持ち資金はいくらあるかなどの資金計画をしっかりと立てることが大切です。

このような費用の計画を立てることで、自分たちがいくらの注文住宅を建築することができるのかがわかるようになるでしょう。

入居後の生活を自分たちらしく過ごすためにもしっかりとした計画を立ててマイホーム購入を行いましょう。

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