家を建てる前に知っておきたい!土地についての基本知識
新築を建てようと思ったときに、何を考えるでしょうか?
洋風の外観や大きな玄関、広々としたリビングなど様々です。
しかし、土地について考えたことはあるでしょうか。
土地は家を建てるにあたって、土地は非常に大切なものです。
家の土台を強固なものにしても、その下の土地が弱ければ、何の意味もありません。
日に日に家が傾いていき、徐々にドアが閉まりにくくなったり、壁に亀裂が入ったりといった問題が出てきます。
こうなってしまうと、どれだけおしゃれで明るい家でも欠陥住宅となってしまいます。
欠陥住宅は住むのも危険ですし、売ることも非常に難しいです。
今回は、家を建てる前に知っておきたい土地に関する基本知識についてご紹介します。
・基礎と地盤
先ほども述べたように、建物で重要となるのは、基礎と地盤です。
どれだけ基礎が強くても地盤が弱ければ意味がないですし、反対に地盤が強くても基礎が弱ければ意味がありません。
どちらの強度も重要ですので、家を建てる前にしっかりと調べるようにしましょう。
・地盤調査
地盤の強さは地面表面だけではなく、深くまで強くないといけません。
地盤調査を行うことで、地盤の強さを調べることができます。
基礎の強さに耐えられる地盤かどうかが数値として算出されることで、その土地が家を建てるのに適切な土地かどうか判断することができます。
・軟弱地盤
名前の通り、軟弱な地盤という意味です。
軟弱地盤は水を多く含んでいるものであるため、水のたまりやすい土地に多くみられます。
軟弱地盤に家を建てると家の重さから地盤の水が抜けてしまいます。
そのため、その分だけ地盤が傾いていくのです。
また、地震などの際に地中の水が地表に出てくる液状化現象も起こりうるため、注意が必要です。
軟弱地盤は固い地盤に比べて、家の振動する強さが約25倍までにもなるようです。
つまりたくさんのお金をかけて、基礎や家の構造を地震に強いものにしたとしても地震に対する耐性はあまりないかもしれません。
今回は、家を建てる前に知っておきたい土地に関する基本知識についてご紹介しました。
自分が家を建てようと思っている土地は、しっかりと地盤調査をするようにしましょう。
地盤調査後、軟弱地盤だと判明した場合でも、別途で費用はかかりますが、地盤を補強することで家を建てることができます。
補強工事には様々な方法があり、それぞれで費用も変わってきますので、必要な方は調べてみるとよいでしょう。